スタッフブログ

2016.07.30更新

一ヵ月前より違和感を覚え、1週間前の投球時に激痛が走り、来院。

 

野球肘

 

症状

肘関節の屈曲、伸展時ともに痛む。可動域制限も認める。

肘後方の肘頭付近に痛みを感じる。肘頭部に押さえると痛みがある。

 

初診

後方型野球肘(疲労骨折)を考え、整形外科へ紹介。整形外科に検査の結果『疲労骨折』と診断。

当院にてLIPUS療法開始。投球、バッティング禁止。

 

4週間後

整形にて診察。仮骨形成を認める。

当院にて復帰に向けてのリハビリ(肩・肘・体幹の柔軟性獲得および筋力アップトレーニング)

キャッチボール、軽い素振りを許可(1週ごとに負荷を上げる)

 

8週間後

投球時及びバッティング時の痛みなし。治癒。

 

 

今回のケースは後方型でしたので比較的スムーズにリハビリを進めることができ、治癒に至りましたが、

野球肘で1番厄介なのは『外側型による離断性骨軟骨炎』です。

この場合、長期の経過観察および禁止期間も長くなります。※詳しくは後日にブログにて説明します<m(__)m>

 

野球をされていて、肩・肘に違和感を覚えた場合はできるだけ早期に専門家に診てもらいましょう。

そうすれば未然に防ぐことができます!

 

 

 

 

 

投稿者: つなぐ鍼灸整骨院

2016.07.29更新

信号待ちしていたところ後方より普通乗用車が追突。そのまま救急車にて病院へ直行。

事故

検査の結果、骨には異常なく、頸部捻挫と診断。

湿布を処方されたものの痛みが引かないため、受傷後2週間で来院。

 

症状

可動域制限(後屈・左右回旋)を認め、動作時に痛みを回避するために肩の筋緊張を著明に認める。

触診にて上部頸椎を押さえると痛む。胸鎖乳突筋も押さえると痛む。

 

初診

受傷時に負傷した一次的な痛みよりもそれをかばっての二次的な痛みを先に解消させるために手技による筋緊張の緩和およびテーピング。

 

三回目の施術

肩の筋緊張が消失。自宅での頸部の可動域改善目的のストレッチ指導および牽引療法。

 

2週間後

頸部の可動域が少し改善したので、筋力トレーニングを中心としたリハビリ開始。

 

6週間後

回旋時の痛みが消失。

 

9週間後

後屈時の痛み消失。治癒。

 

 

交通事故によるむち打ち損傷では大抵が骨に異常は認められない状態であり、また適切な施術を受けずに放置してしまい、

期間が経ってから施術を受けるというケースが多くみられるように感じます。

当院では交通事故によるむち打ち損傷では、『早期施術』が早期回復の最大のポイント!と考えております。

ですので、病院でレントゲン、MRI検査で異常がなく、湿布と鎮痛剤で様子を見ましょうと言われた方は

いち早く施術を受けたほうが良いので専門家に診てもらいましょう。

投稿者: つなぐ鍼灸整骨院

2016.07.28更新

3ヶ月前より膝の痛みが出現。整形外科を受診しオスグッド病と診断。湿布を処方されたものの痛みが引かず、

ダッシュやシュートなどが出来なくなるまで痛みが強くなったため来院。

右膝
 
 

症状
 

外観にて脛骨粗面部の膨隆を認める。熱感もあり、抑えると痛む。階段を上がるだけでも痛む。

筋力や柔軟性をチェックしたところ、股関節の動きが全体的に悪く、股関節の可動域制限や臀部の筋肉の弱さが原因で膝前面に負担のかかりやすい動きになり、

オスグッド病を発症したと考察。 
 
 

初診
 

股関節の可動域改善、大腿四頭筋の硬さをとる為の手技を開始。2週間練習を中止。

また自宅エクササイズとしてKOBA式チューブトレーニングとストレッチを指導。(股関節周囲の強化目的)

  

2週間後

股関節の可動域、動きもよくなってきたため、段階的に練習に復帰。

 

3週間後 

練習中の痛みなし、練習後に軽度の痛みあり。

 

4週間後 

80%までのダッシュを許可。
 

 

5週間後

練習後の痛みなし。完全復帰。
 


再発予防、パフォ―マンスUPの為のトレーニングを継続中。
 
オスグット病は、マッサージやストレッチだけでは改善しにくく、膝前面に過度の負担がかかる動き方に原因があります。


一時的に安静にしても練習を再開すると再び痛みが出るのは、根本的な原因の動き方が解決していないためだと考えられますので

繰り返し痛みが続く方は専門家に診てもらいましょう。

投稿者: つなぐ鍼灸整骨院

2016.07.27更新

主訴 左臀部痛

股関節

以前よりランニング中に左臀部の痛みがあり、距離・時間・速度を調整しながらしばらく続けておられました。 

先日ハーフマラソンに出場した後から痛みが強くなったため、整形外科を受診。

検査の結果、骨や関節の異常はないとの診断を受け、しばらく走るのを休んでいましたが、痛みが消失しないため来院されました。

 

所見 

臀部下部から外側にかけて痛みがあり、特にランニング後は痛みが強くなって、翌日ぐらいまでは日常生活でも痛みを感じる。 

股関節の動きも硬く、ストレッチに左右差あり。

 

症状からハムストリングス付着部の肉離れと考え、とりあえずリハビリと治療をしながら様子をみて、経過が良くなければMRI検査を受けるということで、

患者さんご本人ご了承の上、治療開始しました。

 

初診

 

痛みのある状態でランニングを続けていたこともあり、股関節周囲の筋肉が硬くなっていたため、まずはそれを改善していくためにストレッチを中心に、

リハビリでは股関節の可動域拡大を目的としたメニューを中心に自宅でも行ってもらいました。

 

この時点では、まだランニングは中止。

 

2週間後

 

当初よりも痛みが軽減したのでランニング許可(10分間・50%)

リハビリは股関節周囲筋をメインにKOBA式チューブトレーニングを追加。 

 

4週間後

 

患部の痛みや股関節周囲の硬さも改善してきたのでランニング強化(20Km以内)

 

ランニングフォームを安定させるためにKOBA式体幹バランストレーニングを追加。

 

8週間後

 

痛みなくフル走れるようになったため、治癒。

 

 

一時的に休ませることで改善する痛みもありますが、何度も繰り返すような痛みはやはり根本的な解決が必要です。

 

痛みを抱えている期間が長ければ長いほど、復帰までにかかる時間も長くなってしますので、なかなか改善がみられないケガや痛みは早めに専門家に診てもらうことが大切です!

投稿者: つなぐ鍼灸整骨院

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