一ヵ月前より違和感を覚え、1週間前の投球時に激痛が走り、来院。
症状
肘関節の屈曲、伸展時ともに痛む。可動域制限も認める。
肘後方の肘頭付近に痛みを感じる。肘頭部に押さえると痛みがある。
初診
後方型野球肘(疲労骨折)を考え、整形外科へ紹介。整形外科に検査の結果『疲労骨折』と診断。
当院にてLIPUS療法開始。投球、バッティング禁止。
4週間後
整形にて診察。仮骨形成を認める。
当院にて復帰に向けてのリハビリ(肩・肘・体幹の柔軟性獲得および筋力アップトレーニング)
キャッチボール、軽い素振りを許可(1週ごとに負荷を上げる)
8週間後
投球時及びバッティング時の痛みなし。治癒。
今回のケースは後方型でしたので比較的スムーズにリハビリを進めることができ、治癒に至りましたが、
野球肘で1番厄介なのは『外側型による離断性骨軟骨炎』です。
この場合、長期の経過観察および禁止期間も長くなります。※詳しくは後日にブログにて説明します<m(__)m>
野球をされていて、肩・肘に違和感を覚えた場合はできるだけ早期に専門家に診てもらいましょう。
そうすれば未然に防ぐことができます!